|
部門講演会優秀発表表彰: 小木曽 望(大阪府立大学) |
優秀発表表彰をいただき,ありがとうございました.
「学生と社会人を交えた3次元CADを用いた設計教育」は2001年から始めた「夏休みセミナ」と称した3日間の設計教育の内容を紹介したものです.このセミナでは,学生と企業の設計者を協同チームとして,3次元CADを用いたチーム設計の流れを体験してもらうことを目的としています.当初は学生に設計過程を体験してもらうために,企業の設計者には手助けをしてもらうつもりだったのですが,設計の初期段階を体験できること,チーム設計としてリーダーシップを発揮し,学生をまとめていくことなど,設計者魂をそそるものがあったようで,これらを目的として参加する社会人も増えてきました.
2005年は90名が10チームに分かれて,コップ搬送機の設計に取り組み,3次元CADによるモデル作成だけでなく,CAEを用いた解析検証まで進めることができました.
このセミナは,3次元CADはあくまでも検証手段のひとつであり,設計目標を具現化するための設計仕様をどのように数値化していくか,設計目標を実現するための本質は何かを考えてもらうことが中心となっています.参加者は,寝る間も惜しんで設計に取り組み,「設計の苦しさと楽しさ」を十分に味わっています.
本年は,8月4日(金)-6日(日)に三菱電機関西研修センターで開催します.詳しくは,http://www.cadic4d.com/index.htmlをご覧ください.ぜひこのセミナに参加して,設計の本質を体験してみませんか.
◀